要
旨
17 世紀から18世紀初頭にかけて、日本で鎖国政策が行われ、移住や領土拡張の制限が下ろされ、新田開発も次第に完成し、人口や食料の生産も安定に発展していた。こうして太平の世に生きてきた人間は、自然災害や疾病に気を配る一方である。こういう時代背景において、民衆に向ける養生に関する書物などが数多く出版された。
日本の江戸時代の養生における身体認識論を整理し、身体的アナロジーについて考察した。17世紀から19世紀中頃まで、身体の養生の言葉には、天地、植物、家が主に類似していた。19世紀以降、身体アナロジ
日本の養生思想への一考察-17182字.docx